院長室だより 熊本地震にどう対応したか

河野文夫/著 A5判並製336頁 定価2200円+税

発行/熊本出版文化会館 発売/創流出版株式会社

 

国立病院機構熊本医療センターの院長を務めた著者が、自身の医療や病院に対する思いを職員に伝えるため4年にわたり毎週書き続けた「院長室だより」をまとめた。平成28年熊本地震への対応も詳細に記録している。

 

「はじめに」より

 ――私が最も気にかけていたのは、患者さんに対する安全・安心な医療の提供でした。当院の基本理念である、医療安全の風土をこの病院に根付かせたいと思いました。もう一つは患者さんに対する温かい対応、接遇の向上でした。(略)このようにして始めた“院長室だより”は、一度もかけることなく、退職前日まで計201回掲載しました。この間、平成28年4月には熊本地震を経験し、その一部始終を“院長室だより”に掲載し、記録することができました。――(筆者)