総合文化誌KUMAMOTO 第27号 発売中

NPO法人くまもと文化振興会/発行

定価 800円+税

総合文化誌「KUMAMOTO」27号を発行しました。

熊本県内の各書店、または、当ウェブサイト、Amazonなど各種ショッピングサイトからもご注文いただけます。

 

特集1 くまもとが誇る装飾古墳

 

熊本の装飾古墳は全国最多で、一九三基をかぞえる。それは一部では有名でも、熊本県人にはあまり知られていない。暗闇の古墳内部に描かれた不思議な模様は、死者への鎮魂、祈りの芸術であり、美術の原点でもある。幸い熊本には熊本県立美術館本館に装飾古墳室が、また熊本県立装飾古墳館という専門の展示施設があり、基礎的知識を学べ、楽しむことができる。お出掛けになっては如何。

 

装飾古墳、その研究の歩みと課題  島津義昭

装飾古墳の魅力  宮崎敬士

黄泉の国へ誘う舟―菊池川流域装飾古墳の一側面  髙木正文

八代海周辺の装飾古墳と菊池川流域の装飾古墳  古城史雄

熊本市の装飾古墳  三好栄太郎

人吉・球磨の装飾古墳  出合宏光

熊本における被災装飾古墳の復旧に向けた取組み  村﨑孝宏

 

特集2 夏は天草!

 

夏の天草は爽快だ。イルカウオッチングなどを楽しみ、本渡のハイヤ道中総踊りに加わったり、ミシュランの星獲得店で食事をしたりと、ドラマチックだ。それだけではない。天草四郎をはじめとする殉教の島でもある。また、天草五橋の設置には「二人の森」がいたのに片方は忘れ去られている。加えて現在、御所浦の土砂が辺野古に運ばれようとしている。天草は、そこそこに熱いのだ。

  

訪れるなら夏! 天草の夏は魅力満載  安田公寛

全国のハイヤ系民謡の源流、牛深ハイヤ節  山口睦子

天草四郎誕生のシナリオ  山川清英

今富村と“天草崩れ”  玉木譲

天草復興異聞―鈴木重成の時代  田口孝雄

絵図に基づき整備途中の富岡城  田尻幹雄

天草五橋と森國久  田口宏昭

御所浦の辺野古土砂搬出反対の闘い  生駒研二

 

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