
荒木栄司/著 A5変形判200頁
1500円+税 2004年12月第6刷
南北朝期、かたくななまでに南朝を支え闘い抜いた菊池一族、なぜ菊池一族は南朝最強の武士団であり続けたのか。九州全域を制覇し北朝を震撼させた菊池一族がなぜ脆くも滅亡したのか。一族興亡の跡をたどってその謎に迫る!
【目次】
お読みいただく方々へ
はじめに
一、第一期――武士団としての興隆
1 菊池氏のおこり
2 藤原隆家・政則
3 菊池則隆
4 武士団としての成長
5 菊池武士団のふるさと
6 治承の兵乱―源平合戦
7 承久の乱
8 蒙古襲来
二、第二期――武家政権の支配に抗して
1 建武の親政と挫折
2 菊池武重ら足利尊氏と戦う
3 多々良ヶ浜の戦い
4 南北両朝の併立
5 菊池武敏の九州での戦い
6 武重、肥後で戦う
7 聖護寺創建と菊池家憲
8 菊池武士の戦いと譲位
9 南朝軍、九州を制圧
10 菊池武朝、戦い抜く
11 幕府、武朝を肥後守護に任命
三、第三期――守護大名としての繁栄と衰退
1 菊池持朝 筑後を併合
2 守護の座 ゆらぐ
3 大友氏 ついに肥後を併合
資料編
引用参照文献
あとがきにかえて
菊池一族氏関係年表