総合文化誌KUMAMOTO 第34号 発売中

一般社団法人くまもと文化振興会/発行

定価 800円+税

2020年3月15日発行

総合文化誌KUMAMOTO 第34号/目次

 

彫像のある風景 山都町  写真・文 鈴木之夫

アーティストの主張 「続ける」ということ  下條久美子

彫刻歴60年  石原昌一

ストイックなゴッホ  尾崎史典

私の一枚 河童橋からの穂高  高宗真弓

巻頭言 字面だけの「逆修」だが  中村青史

私の文化論 菊池川流域の文化の深さ  井上俊輔

郡築小作争議解決90年 郡築小作争議最終解決と農民運動の終焉  内田敬介

西洋医学所開設より150年 西洋医学揺籃の地・熊本  福田稠

熊本市民病院開設75年の軌跡  岳中耐夫

熊本洋学校150周年記念・熊本洋学校をめぐって(1) ジェーンズと生徒達がおこした熊本の奇跡  本田憲之助

 

特集 2021年、今年こそは

阿蘇ではようやっと熊本大地震からの復興が軌道に乗り始めた頃、新型コロナが流行し始め家の中に窒息状態。そこへ人吉・球磨地方には大雨が降って未曽有の大水害。何とも昨年はいい所のない一年であった。そんな重苦しさをはね返すように「今年こそは」と意気込む人々がいる。ちょっと声をかけただけで大量の投書が集まった。個性豊かな文章なので、そのまま掲載することにした。

 癒着、そして歴史の自覚  猪飼隆明

 今伝えたい!! 民謡の力  福島竹峰

 今年を人類のヴィーガン新年に!  藤好建史

 ウィリアム・モリスの伝記の執筆に邁進する  中山修一

 世界遺産登録五周年を記念に取り組む目標  斉藤万芳

 川辺川ダムではなく、命と清流が守れる球磨川の流域治水の実現を  緒方紀

 これから  山野幸司

 地域史編纂のかたわら  鍬田吉豊

 夜明けに向けて町屋始動へ!  宮本茂史

 熊本はどのように漱石を活かすのか  宮中康雄

 日本の宝・くじら食文化を後世に  下鶴容子

 50年を過ぎた日中友好運動、五一年目の今年  櫻井政美

 今年こそは大物カレイ  矢加部和幸

 大規模災害を超えて  帆足秀樹

 寺田寅彦の先生  半藤英明

 2021年、コロナ禍乗り越えるために  二塚信

 仁王門改修保全事業、記念館再開、そして…  池上正示

 今年こそ、という程のものではないけれど  松島赫子

 体験者が語る、空襲の恐怖と戦争の悲劇  大塚徳勝

 ハレの日を取り戻す  松下康惠

 曽祖父吉田司家二三世追風吉田善門の西南の役  吉田長孝

 三度目の挑戦  小出史

 水前寺成趣園と細川綱利公のヘリテージ  吉丸良治

 「影あり、仰げば月あり」私のやりたいこと  山本友晴

 友・共・智  古木信子

 夏目漱石の絵画の考察  宮中千秋

 今こそ、インターネットを使った俳句を  永田満徳

 

はじめての木村祐章(2) 木村祐章と文学 青春時代2  木村兄弟(史彦・理郎)

窓 小楠の遺徳を学び墓前祭で追悼  横井小楠顕彰会

自著を語る

 『広告変遷抄史』  坂口博輝

 『核兵器・宇宙戦争 岐路に立つ日本』  長曽我部久

美術のこみち 熊本のキリシタン遺物・南蛮美術(4) 天草キリシタン館のメダイに見られる「無原罪の御宿り」図像  関根浩子

種田山頭火の熊本時代(5) 井上智重著『山頭火意外伝』について(二)  古川富章

「分け入つても分け入つても青い山」再考(上) ―山頭火研究家・古川富章史氏に答える―  井上智重

熊本平野の装飾古墳―指定100年に寄せて  島津義昭

滝本泰三先生が遺した愛の力  光永浩一郎

人物追跡 テレビ熊本三代社長・河津龍介 TKU発展の基礎をかためた病院長  古賀一正

熊本の伝統料理  熊本藩士の料理集より「柚べし仕様」と「柚子饅頭の法」  戸次元子

クマモトを読む 同時代人が描く文学散歩 山崎貞士著『熊本文学散歩』/鶴本市朗

映画にキッス 山崎けいの シネエッセー&映画新作紹介

創るシネマ 『いのちの停車場』五月公開予定  上田精一

政治の真実を求めて(34) 社会は大きな転換を求めている  野田邦治

新聞時評 七五歳以上医療費負担増、国会論戦へ  冨田啓一郎

行政に喝 「あまびえ」と地方自治  福山健氏

法の烽火 世の中空き家だらけ?  松野信夫

 

表紙絵画/堤啓一 

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